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1章 第4回:産業関連分析

マクロ経済学講義第4回:産業関連分析 マクロ経済学
この講義の主な論点
  • 産業関連表
  • 投入係数

産業関連分析

産業関連表

レオンチェフが考案した産業関連表とは、

「ある産業の生産物がどの産業の原材料として投入されたか」

の関係を表にまとめたものです。

表の横方向は「産出物の販売先」を示しており、原材料としての活用などの中間需要と直接活用する最終需要に分かれています。

例えばトマトを生産している場合、ケチャップなどの加工品として活用する場合は中間需要になり、そのままトマトとして販売する場合は最終需要になります。

表の縦方向は「算出を行うために必要な投入物の調達額」を示しており、そのままの原材料と付加価値を与えるための要素に分かれています。

そして、この産業関連表の大きな特徴として

投入額 = 産出額

になることが挙げられます。

産業関連表の解説画像

画像のように、各部門の投入額と産出額が必ず等しくなります。

投入係数

産業関連表の各中間部門の数値を投入額で割った値を投入係数といいます。

この係数によって

「ある部門からの投入物の価値が総生産額にどれだけの比率を占めているのか」

がわかります。

投入係数

先ほどの産業関連表の投入係数は画像のようになります。

この投入係数を求めることで、産業関連表を使った産業関連分析が可能になります。

例を使って確認してみましょう!

産業関連表の例題画像

先ほどの産業関連表をもとに、

「Aの最終需要が50→70、Bの最終需要が50→60に増加したとき、AとBの投入(総生産)はいくらになるか」

を求めてみましょう。

まずは、元の表をもとに、投入係数を計算します。

投入係数
産業関連表の例題画像(方程式)

そして、Aの投入=産出(総生産)をX、Bの投入=産出(総生産)をYとおき、横軸を足し合わせて2つの式

0.2X + 0.2Y + 70 = X
0.4X + 0.4Y + 60 = Y

を作成します。

この式を解いていくと、X = 135、Y = 190 になります。

つまり、Aの投入=産出(総生産)は135、Bの投入=産出(総生産)は190になることがわかります。

このほかにも、投入係数を使った産業関連分析は「付加価値の算出」や「最終需要の算出」にも使われています。

どのような問題の形式であっても、産業関連表の仕組みや投入係数を理解しておくことで解くことができます。

産業関連分析
  • 産業関連表・・・「ある産業の生産物がどの産業の原材料として投入されたか」の関係を表にまとめたもの
  • 「投入額 = 産出額」になる
  • 投入係数・・・産業関連表の各中間部門の数値を投入額で割った値

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